下の子の妊娠は父と子の絆を強めるチャンス

妻が妊娠した後男性が出来るお手伝いは?

下の子の妊娠で上の子は赤ちゃん返りする

妊娠・出産も2人目・3人目となると、少し余裕を持って対応することができます。夫側も今までと同じように手伝いをすれば大丈夫だと軽く考えがちですが、実はそうではありません。上の子の面倒を見ながらのマタニティライフは、1人目のときとは全く違うものだからです。たとえ3人目であっても、そのすさまじさは2人目のときの比ではありません。子供の面倒をみる大変さは2人だから2倍、3人だから3倍というわけではなく、何倍も何十倍も大変になるからです。

上の子は下の子ができると赤ちゃん返りをします。上の子の赤ちゃん返りはそれまで一身に注がれていた両親の愛情が次に生まれてくる弟か妹に向けられることによって、両親をとられてしまったと感じるために引き起こされるものです。それまでは一人でできていたことができなくなったり、甘えてきてべったりと離れなくなったり、わがままを言うようになったり、おねしょをするようになったりします。

上の子が赤ちゃん返りをするのは、寂しいという訴えです。きちんとした対応をし、上の子が感じている寂しさや不安を取り除いてあげることが大切です。怒ったり無視したり、無理に自立を促したりすることは逆効果となります。誠実に向き合い、一緒に乗り越えてあげることでお兄ちゃんやお姉ちゃんになる自覚を芽生えさせることができます。

上の子を任せられれば出産に専念できる

夫に上の子と接する時間を長くとってもらうことによって、上の子のさびしい気持ちや不安感を取り除くことができます。上の子がお父さんによく懐いていることによって今おなかにいる赤ちゃんを無事に産むことに専念することができますし、出産後も自分の身体の回復のために安心して入院していることが可能です。

2人目・3人目の出産は、母親とほど濃密な時間を持つことが少ない、父親と子供が親密になれる良い機会だということができます。夫にとっても改めて子供の存在を身近に感じることができる貴重な時間となるでしょう。上の子の世話はぜひ夫に手伝ってほしい家事のひとつです。

とにかく慣れる!接する時間を長くして◎

ミルクを与えるにしてもおむつを替えるにしても夫には任せられない、という女性は、意外にたくさんいます。しかし仮に、本当にそうであっても下の子が生まれたら、何から何まで自分でやることはできません。必然的に生まれたばかりの下の子の世話に手がかかり、上の子の世話は後回しになってしまいます。そうすると上の子は不満を持ち、激しく赤ちゃん返りをしたり、問題行動を起こしたりするようになります。こうならないためにも旦那に上の子の世話を手伝ってもらうことが必要になります。

どうしても子供と接する時間は、お父さんよりお母さんの方が圧倒的に長くなります。当然ながら世話もほとんどのものをお母さんが行っており、それまでの経験から上手に、早くできるようになっています。下の子が生まれるから上の子の世話を旦那に頼もうと思っても、最初から上手くできるわけはありません。時間をかけて、少しずつできるようにしていくことが大切です。

まだ小さい子である場合はおむつ替えなどから、積極的に参加してもらうことが大切です。お風呂も意外と重労働なので、旦那が率先してやってくれると非常にありがたく思われます。お風呂は子供の裸を見るので、大きくなっていくことを日々感じることができます。スキンシップを図ることができ、親子の絆を深めます。仕事で帰りが遅い場合など難しいこともあるでしょうが、できる限りお風呂は旦那の担当としたいものです。

上の子がある程度大きい場合には、子供の気持ちを第一に考えながら世話をお母さんからお父さんにシフトしていくことも大切です。子供にとってもそれまではずっとお母さんが世話をしてくれていたのに、いきなりお父さんに替わられることは大きなストレスとなります。遊んだりお父さんと二人きりで過ごしたりする時間を増やすなどして、徐々に慣れていってもらうことが必要です。お母さんがしていた寝る前の絵本の読み聞かせをお父さんにするなど、だんだんとお父さんの出番を増やしていくとスムーズにシフトチェンジすることができます。

子供はすぐに大きくなっていってしまいます。子育てをする期間は短く、一生のうちに何度もすることはない、貴重な体験となります。母親だけに任せておくのはもったいないものなので、積極的に参加するようにしましょう。父親の育児休暇取得も法律的に認められた権利であり、実際に休暇を取って育児に参加している「イクメン」も増えつつあります。このような制度なども活用して、上の子の世話を引き受けましょう。