調理や配膳を手伝って、匂いづわりを軽減

妻が妊娠した後男性が出来るお手伝いは?

つわりには匂いづわりと食べづわりがある

妊娠した女性の多くが苦しめられるのが、つわりです。つわりは妊娠することによって感覚が敏感になり、気持ち悪くなってしまう症状を言います。程度の差はあるもののほとんどの女性が妊娠するとつわりを経験すると言います。妊娠初期のころがもっともきつく、次第に落ち着いてくると言われていますがこれも人によって違います。最初のころは大丈夫だったのに妊娠後期になってつわりが起こるようになったという人もいれば、最初から出産直前まで苦しめられたという人もいます。

食べたもので気持ちが悪くなってしまうつわりは食べづわり、嗅いだにおいで気持ちが悪くなってしまうのをにおいづわりと言います。これも両方を起こす人、どちらか片方だけを起こす人、さまざまです。においづわりはその食べ物のにおいをかいだだけで気持ちが悪くなってしまい、その後の食事ができなくなります。家族に食べさせるために調理したものでも、調理中や食卓に運ぶ途中、あるいは一緒に食事をしているときなどにその食べ物のにおいを嗅いでしまうと気持ちが悪くなってしまうことがあります。

炊きたてのご飯は匂いづわりのものとなる

においづわりを引き起こすものの代表とされているのが、ご飯です。炊き立てのご飯は、ふわっと良い香りが立ちます。ますます食欲をそそるご飯の香りですが、妊娠中の女性にとってはそうであるとは限りません。ご飯の香りによって気持ちが悪くなってしまう妊婦はたくさんいます。

ご飯は日本人の主食で、多くの家庭でほぼ毎回、食事に出されます。自分が食べなくても炊飯器を開けたときに立つご飯の香りで気持ち悪くなってしまうことがよくあります。ご飯の香りによって匂いづわりが引き起こされることは、夫が自分で食べるご飯は自分でよそうことで防ぐことができます。

2人で一緒に配膳などを行うことによって食事がより一層楽しみなものとなり、つわりを軽減する効果も期待できます。料理を手伝うのは無理だとしても配膳ぐらいはお手伝いしてもいいのではないでしょうか。

ツライつわり、栄養不足となる危険がいっぱい

さまざまな理由から、つわりは引き起こされます。そのなかでも一番に挙げられるのが、ホルモンバランスの変化です。生理や妊娠、出産といった女性の生殖活動は、黄体ホルモンや卵胞ホルモンといった女性ホルモンによって司られています。それまでは排卵のあと、受精に至らなかった卵子は体外に排出されてきました。そして次の排卵に向かって準備を始めていたのです。しかし妊娠によりそのサイクルが起こらないようになります。こうした変化に身体がついていかないことで、つわりが引き起こされます。

また赤ちゃんを異物とみなし、攻撃することでつわりが引き起こされるという一面もあります。人間の身体にはウィルスなどが侵入してくることを防ぐという機能が備わっています。この働きは免疫細胞によるものですが、何らかの原因により身体に害を与えない物質に対しても攻撃を行ってしまうことがあります。アレルギー反応と呼ばれるものがこれにあたり、身体に無害である物質に免疫細胞が過剰に反応をしてしまうことを指しています。

小麦粉アレルギーや卵アレルギー、牛乳アレルギーなど食べ物が原因で引き起こされるのが食物アレルギーです。何らかの金属が肌に触れることによってその部分が赤くなったりかゆくなったりすることは金属アレルギーによるものです。花粉症もアレルギーのひとつであり、ある植物の花粉が目や鼻、喉などに入り込むことで引き起こされます。

自分のおなかに宿った新しい命であるにもかかわらず異物として攻撃をしてしまうのは少し悲しいことのようにも感じますが、命を守るために備わっている大切な機能であるので仕方がありません。ほかにもつわりの原因には自律神経の乱れや精神的ストレスなどをあげることができます。またおなかの赤ちゃんから発せられる「体を労わって、もっと休んで」というサインだという見方もあります。

つわりでは食べたものを吐いてしまうので、栄養不足に陥る心配があります。あまりにも症状がひどい場合は入院して、点滴などで栄養補給を受けなければならなくなります。栄養が大きく不足するとおなかの赤ちゃんの成長に悪影響が出るばかりでなく、母体の健康も損なわれます、肝機能の低下や不整脈が引き起こされ、場合によっては妊娠の継続が困難であるという判断が下されます。 妊娠中に不足しがちな栄養素は葉酸サプリ完全ガイド 葉酸を多く含む食事などで勉強すると良いでしょう。

つわりは妊娠中の女性のほとんどが経験するものですが、軽く済ませることができればそれに越したことはありません。できるだけ軽く済むよう、においなどに気遣っておげることも旦那ができる手伝いのひとつになります。